お知らせブログ

2022-11-16 11:54:00

さようなら ありがとう キハ281系 ①

281web1.jpg

 

特急スーパー北斗として活躍していた時代のキハ281系(2011年3月 千歳線 植苗~沼ノ端にて)

 

 

去る9月30日をもちまして、キハ281系振り子式気動車が特急北斗の定期運用を離脱しました。10月22日・23日には特急スーパー北斗としてラストランを行い、28年間の華々しい活躍に幕を下ろしました。

 

鉄道サミットの準備と後片付け、それが終わるとあっという間に定期テストシーズンとなり、この秋は本当にバタバタしっぱなし。そんな中でも、時間を見つけてはチョコチョコとキハ281系を追いかける日々…

 

冬期講習を前に束の間の閑散期を迎え、今、じんわりと、“スーパースター281”を失った寂しさが身に染みてきています。

 

281web4.jpg

 

 

281web2.jpg

 

 

 

281web3.jpg

 

 

281web5.jpg

 

8月29日からは、キハ281-901(試作車)が誕生時の姿“HEAT281”になって走り始めました。HEATとは「Hokkaido Experimental Advanced Train」の略で、本線デビュー後は「E」が「Experimental」から「Express」に変更され、スカートの塗装が青色になります。2000年ごろからは、ロゴが「furico281」に順次塗り替えられていったと記憶しています。

 

281web10.jpg

 

281web6.jpg

 

281web7.jpg

 

281web8.jpg

 

振り子の動作がよくわかるのは、やっぱりアウトカーブからの撮影です。カッコいい!

 

281web9.jpg

 

苗穂駅でキハ261系と並ぶ特急北斗7号。3月まではそこにキハ283系がいましたね。

 

281web11.jpg

 

最後に“キハ281系に乗りまくり”の旅へ!

北斗14号で函館へ、折り返し北斗19号で札幌に戻ります。

 

281web13.jpg

 

天井付近と地平線を見比べることで、振り子の傾きがよくわかります。

キハ281系に乗る時の、楽しみのひとつです!

(※この写真は4月にキハ281-902に乗車した時のものです。)

 

281web14.jpg

 

281web15.jpg

 

函館に到着しました。折り返し、特急北斗19号で札幌に戻ります。

本当に、ただ乗るための旅です。とにかくエンジンの音が聴きたくて。

 

281web28.jpg

 

札幌は大雨!ヘッドライトが雨煙を照らしていました。

 

281web16.jpg

 

さて後日、再び早朝の札幌駅です。パセオのサインが最後の輝きを見せていました。

 

281web17.jpg

 

今回は北斗2号で函館へ、約30分ほどで折り返し、北斗7号で札幌に戻ります。

 

281web18.jpg

 

今日もまた生憎の雨模様。噴火湾のマリンブルーは期待できず…

 

281web19.jpg

 

朝食は『三種の神器 弁当』です。最近は列車に乗る度にこればかり食べています。

札幌駅の駅弁の中では、これがベストだと思います。おかずの一品一品が本当に美味しいのです!

 

281web20.JPG

 

新函館北斗駅では、下り北斗5号と交換します。

連休中ということもあり、新幹線から乗り換えるお客さんがたくさんいました。

 

281web21.jpg

 

赤松街道を横目に、長い下り坂を疾走する五稜郭までの道のり。

リズミカルな爽快感と、もうすぐ函館に着いてしまう…という寂しさが入り混じる静かな時間。

「ああ~スーパー北斗に乗っているんだなぁ~」と、いつも感慨深く車窓を眺めて過ごします。

 

281web23.jpg

 

到着した函館駅では、大粒の雨が音を立てて車体を叩きつけていました。

 

281web22.jpg

 

こちらのチケットは争奪戦必至!あきらめて撮り鉄に徹することにしました。

 

281web26.jpg

 

折り返し北斗7号として札幌へ。

発車時刻になっても、雨の勢いがおさまる気配はありません。

 

281web24.jpg

 

281web25.jpg

 

281web27.jpg

 

生まれて初めて、最初で最後のグリーン車です。

先を急ぐ方には申し訳ないのですが、大雨による遅れのため、1時間以上も長く乗れました。

キハ281系のエンジン音に、最後までどっぷり浸かることができました!

 

281web30.jpg

 

最後に乗った車両は、キロ280-4でした。とうとう、終わってしまいました。

中学生の時、初めて乗ったスーパー北斗に大興奮したのが、まるで昨日のことのようです。

 

(つづく…)